東京で本場のザッハトルテと言えば、まず挙げられるのがこちらのウィーンの老舗「カフェ・ラントマン(CAFE LANDTMANN)」。日本では青山に店舗を構えています。何年かぶりにザッハトルテを食べに行ってみました!
青山店は海外初のカフェ・ラントマンです
ラントマンは1873年創業のウィーンの老舗カフェです。ウィーン本店のサイトもちゃんとありますよ!
青山店は海外初のカフェ・ラントマンだそうです。なぜか日本ではイタリアンのファミリーレストランのジローが経営しているのですね。本店の重厚さとはだいぶ雰囲気は違いますが、かなり再現しているのではと思います。
カフェ・ラントマン青山店の店内の様子
「カフェ・ラントマン」は青山通りに面したAOビルの4階というとっても便利なロケーションのためかいつも賑わっています。しかし、店内は実にウィーン風で落ち着いたソファ席がたくさん。客層も大人が多いです。私が行った時は土曜日の夕方だったためか、結婚式・披露宴帰りの方が多かったように思えます。並ばずすんなり入れましたが、席はほぼ満員でした。帰るころには空いていたので夜カフェいいかもしれません。
お店の雰囲気はさすが青山。落ち着いています。シック!窓際に沿って細長い店内は、席数66席、テラス席が48席とかなり多め。窓側席、テラス席からの眺めも抜群です!私は奥の落ち着いたソファ席に通されたのでかなりくつろげました。ここなら騒ぎすぎなければお子様も大丈夫そうです。
ラントマンのカフェメニューはなかなか豊富です
ラントマン青山店のウィーン風コーヒーやケーキのメニューは、ウィーンのカフェと同様にかなりのラインナップ。飲み物を注文すると、ケーキがすべて480円になります。そんなセットメニューがあるところが日本独特ですね。
「メランジュ(ウィーン風のカプチーノ)」や「アインシュペナー(ホイップクリーム入りコーヒー)」が800円は立地等を考えると妥当かなと思います。ほかにも「マリアテレジア(オレンジリキュールが入ったアインシュペナー、900円)」やブランデーの入った「ラントマン(900円)」などなど、本格的なカフェメニューがたくさん!冷たいドリンクメニューも豊富なので夏におすすめです。
ケーキの種類は多くはありませんが、「アプフェルシュトゥルーデル(薄いパイ生地で巻いたアップルパイ的なもの、630円)」、「パラチンケン(クレープを巻いたような感じ」、「770円)やカイザーシュマーレン(パンケーキを切ったような感じ、770円)」など、定番のデザートメニューはしっかりありました。もちろんザッハトルテもあります。後ほどご紹介します!
ラントマンお食事メニューはセットメニューがお得です
お食事メニューもこれまた充実しています。「ウィーナーシュニッツェル(1,900円)」や「グーラーシュ(ハンガリー風のシチュー、1,450円)」、「ターフェルシュピッツ(牛肉の煮込んだもの、1,900円)」などなど。
お値段ちょっと高めですが、ディナータイムではメインディッシュにサラダやコーヒー、デザートがついて2,680円~3,620円とお得です。もちろんランチのセットメニューもありますので、こちらで詳しいメニューをチェックしてみて下さい。
ラントマンのザッハトルテ
さてさてさて、ラントマンのザッハトルテはこちらです。一緒に写っているのはメランジュです。
サイズがちょっと小さめというか、短めです。添えられているのはもちろん甘くない生クリームです。アプリコットジャムの層がまん中に一層挟まれています。酸味があまりないので全体に甘い印象でしょうか。コーティングのチョコレートも厚めで、ザッハーというよりはどちらかというとデーメルに近いザッハトルテです。サイズが小さめなので甘めですがすんなり食べられます。私の個人的な好みとしては日本橋の「カフェ・ウィーン」のザッハトルテの方が好きです(笑)。メランジュは本場のものより苦みが抑えられていて飲みやすかったです。
立地が最高に便利、落ち着いた雰囲気、席数がけっこう多いので並ぶ確率が低いと、大人にはなかなか使い勝手が良いカフェ・ラントマン。お茶にお食事に訪れてみてはいかがでしょうか。
お店の概要
カフェ・ラントマン青山店(CAFE LANDTMANN)
東京都港区北青山3-11-7 AOビル4F
03-3498-2061
11:00~23:00 月~土
11:00~22:00 日祝
無休